みんな大好き「棗(なつめ)」

棗(なつめ)は、中国で古くから「一日三粒の棗を食せば、年老いることを知らず」ということわざがあり、
楊貴妃も美容と健康のために愛したと伝えられます。
棗の木は艶やかな卵型の葉を持ち、初夏に可憐な花を咲かせた後、小ぶりな楕円形の実を結びます。
生の棗の実は、小さなリンゴのようで味もさっぱりしたりんご?で美味しいです。
平安時代の薬学書『本草和名』にも記載されており、日本でも古くから用いられてきたようです。

中医学でもなつめは「大棗(たいそう/タイソウ)」という生薬名で漢方薬にたびたび登場してきます。
・脾胃虚弱の代表方剤…「六君子湯」「補中益気湯」
・風邪の代表処方…「葛根湯」「桂枝湯」
・補益の代表方剤…「帰脾湯(きひとう)」
など、多くの漢方薬に使われています。

【性味】甘・微温
【帰経】脾・胃・心・肝

・消化吸収の要「脾胃」を補い、倦怠感、やる気が出ないなど「気」を補い。
・「血」を補い精神を安定させます。
中医学で「血(ケツ)」は精神、思考、意識を安定させる働きがあり、
「血」が足りないと、不安感、不眠、集中力の低下など、心神不安の原因となります。
乾燥させると甘味が増し、その甘い味が、疲れを取り、心身を癒してくれるのです。

カリカリなつめは美味しすぎて止まらなくなってしまうのですが、
糖分もあるので1日3粒前後を目安にしましょう。

そのまま食べても良し、
お茶に入れて、
薬膳鍋(参鶏湯)にも入ってますね。

どんな時に棗を食べているかというと…。

これからひと仕事、作業をする前に、
ちょっとひと休みしたい時、
もうひと頑張りする時に、
甘いものが食べたくなった時に、

いつか棗の苗がほしい!
と思っています。